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ミキサー

『Painter』 の驚きの機能のひとつに，ミキサーパレットがあります。『Painter 8』から搭載された機能で，このミキサーによって，さらに『Painter』はナチュラルメディアツールとして新しい一歩を踏み出したと言っていいでしょう。

水彩や油彩画を描くときは，パレットに絵の具を乗せて，ブラシなどで色を混ぜながら使います。中間色を多用することが多く，原色そのままで利用することのほうが少ないでしょう。『Painter』 のミキサーは，このパレットをデスクトップ上に再現した画期的な機能です。

このミキサー上で，好きなだけ色を混ぜ合わせることができます。さらにミキサーの状態を保存しておいたり，ミキサーで混ぜた状態をカラーセットとして保存することもできます。アナログな部分と，デジタルな部分の，それぞれのメリットが活かされた機能を有しています。

さらに，Painter IXから搭載されたアーティストオイルブラシを利用すると，このミキサーのなかで，複数の色を同時にひろうことができます。ミキサーのなかで，複数箇所を選択することで，1本の筆に，赤と青，両方をつけて，キャンバスに塗ることができるのです。

現実の画材では無意識にやっていることであっても，なかなかデジタルなペイントソフトでは，再現できませんでした。しかし，Painter IXからは，それも可能になったのです。