Painter BEGIN

豊富なブラシ

『Painter』の醍醐味といえば,まず,何と言ってもそのブラシとバリアントの種類。『Painter Essentials』 と,『Painter IX』では,ブラシの種類が,まるで異なります。

『Painter Essentials 2』のブラシは16種類。対して,『Painter IX』は,2倍以上の33種類。さらに,これにバリアントが加わると,膨大な差があらわれます。


赤く点滅しているのが,『Painter Essentials 2』には用意されていないブラシです。

ブラシの種類が多ければ,それだけ試す面白さ,使う楽しさが増します。が,しかし,現実に絵を描くとき,それほどたくさんの画材を使うかと言えば,案外,使わないものです。鉛筆と水彩絵の具があれば事足りる場合もありますし,場合によっては色鉛筆だけですべて仕上げてしまう場合もあるでしょう。そう考えると,ブラシの種類が多いからといって,それが絵を描くにあたって,大きなメリットになるわけではありません。

気に入ったブラシを見つけ,そのブラシをとことん使いこなす。というのが,Painterの王道だと思います。しかし,『Painter Essentials』では,いくら気に入ったブラシがあったとしても,なかなか思ったようにブラシのカスタマイズができませんでした。たとえば,クレヨンを選んだ状態で,プロパティバーに表示されるのは,サイズ,不透明度,粗さの3項目です。しかし,『Painter IX』では,これらに加えて,補充量,にじみ,ジッターの値を調節することが可能です。


『Painter IX』では,補充量,にじみなども作業中にひとつの操作で変更可能です。

『Painter IX』の優れている点は,プロパティバーが充実しているだけではありません。ブラシのカスタマイズ,さらに自分だけのオリジナルのブラシまで作れてしまう点です。それも,初心者でも楽しみながら,いとも簡単にできてしまいます。そして,先ほど,「絵を描くにあたっては,ブラシの種類は大きなメリットではない」と書きましたが,実は,ブラシのカスタマイズ時には,この「ブラシの種類」が,大きなメリットになるのです。詳しくは,次のページで紹介するブラシクリエータで説明します。

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