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新しい機能

自動ペインティングパレット

『Painter Essentials 3』では、クローン機能を便利にするためのオートペイントを設定するパレットが追加されました。
これは『Painter』より先行して『Painter Essentials 3』が搭載した機能です。Painter IX.5(9.5)になって搭載されました。

クイックガイドパレット

『Painter Essentials 3』では、はじめてのかたでも、すぐに機能が理解できるように、クイックガイドを表示するパレットが追加されました。
これは『Painter IX』にはない機能です。

新しいツールアイテムの追加

『Painter Essentials 3』では、いよいよ『Painter』を先駆けて新しいツールアイテムを搭載しました。これら３種類は、『Painter』には搭載されてないオリジナルのツールです。
クローンツールは、前回、使用したクローンツールを呼び出すための便利なツールです。
スタンプツールは、Photoshopではおなじみの機能。ポイントを選んでのクローンが可能となりました。ただしPhotoshopと違って、あくまでPainterのクローンツールを利用できるのが、メリットです。Photoshopとはひと味ちがうスタンプクローンが可能です。
消しゴムツールは文字通り、消しゴム機能です。もちろん、これまでのバージョン通り、ブラシセレクトにも消しゴムがありますが、ツールバーにも搭載され、『Photoshop』などと操作性が同じになりました。

新しいブラシの追加

『Painter Essentials 3』では、アーティストオイルブラシと、アートペンが追加されました。

アーティストオイルブラシは、とても面白いブラシです。基本的には選んだカラーで塗り付ける油彩のようなブラシですが、ブラシに塗り付けた絵の具がなくなると、キャンバス上の色と混ざり合ってストロークされます。

たとえば、キャンバスに青が塗られている状態のところに、黄色い絵の具をつけたアーティストオイルブラシで線を引いてみると、このような線になります。ちょうど青の上を通ったあたりから、黄色より、青が強くなっているのがわかります。主に、このような特徴を持っているブラシがアーティストオイルブラシです。

アートペンは、独特なブラシです。とくにこのブラシ自体を特徴はなく、さまざまなブラシがひとつのブラシとして統一されているのが特徴です。簡単に言うと、各バリアントが、それぞれ異なるブラシであるかのような描き味です。

「スケッチ」効果の追加

『Painter』では、しばらく前から搭載されていた「効果」の「スケッチ」がいよいよ『Painter Essentials 3』にも搭載されました。写真などの画像を、まるで鉛筆でスケッチしたかのように加工してくれる優れものの機能です。
ぼやけた写真だと、なかなかスケッチ効果が活かせませんが、シャープな写真だと、くっきりスケッチ鉛筆でスケッチしたような画像に加工することができます。この効果をかけたあとで、「デジタル水彩」で色を塗ってみるのも愉しいでしょう。

Welcome

『Painter IX』から搭載された機能のひとつとして、Welcomeスクリーン機能がありました。『Painter Essentials 3』は、これを継承し、さらに強化させて搭載しています。

このWelcomeスクリーンから、新規書類を作成したり、最近開いたファイルやテンプレートなどを開いたりすることができます。また、Painterをつかったギャラリー要素を兼ねており、開くたびに異なる絵が出るのも楽しみのひとつでしょう。

（今回、ありがたいことに、拙作も収録していただきました。Corel 様に感謝）