『Painter』 BEGIN

『Illustrator』と連携

『Painter』はPhotoshpoとの連携だけではありません。Adobe 『Illustrator』とのファイル互換もサポートしています。

『Illustrator』ファイルとして読込,書出ができるのはバージョン5まで。しかも残念なことにグラデーション塗りの読み込みはできません。「線」と「塗り」のみしか対応していないので,実質,『Illustrator』3程度のファイルサポートと言えるでしょう。しかも入力用プラグインが不安定なせいか,ときどき正常に読み込んでくれない場合があります。その場合,手間がかかりますが,『Illustrator』側でファイルを単純なものに加工するか,『Photoshop』のパスに変換してから不要なデータを削除するなど,多少の手順を踏む必要があります。

しかし,それでも『Illustrator』とのファイル互換については,いくつかの大きなメリットがあるのです。

その機能が『Corel Painter IX』から新たに搭載された「パスをなぞる」機能です。これは,パス(『Painter』ではシェイプと呼びます)にそって,ドローイングできる機能です。

つまり,パスデータにそって,『Painter』のブラシを自動的になぞってくれる機能ということなのですが,パスの作成は使い慣れた『Illustrator』で行い,手描きの味を出すために『Painter』でパスをなぞっていけば,まさに『Painter』とのコラボレーションが成り立つのです。この機能を利用すれば,『Painter』ならではのぬくもりと,『Illustrator』ならではのかっちりしたパスをうまく融合することができるでしょう。


『Illustrator』にもアートブラシ機能がありますがグラデーションが使えなかったり制限があります。『Painter』に読み込んでから,『Painter』の水彩や鉛筆など多彩なブラシと,表現力豊かな筆圧を駆使して,見事なイラストを作成することも可能です。

また,『Illustrator』側で,PSD形式に書き出したものを『Painter』で読み込むことも可能です。そうすることで,ファイルとしてインポートできることになりますし,そこから,『Painter』ならではの加工をすることで,より表現豊かな作品を仕上げることができるでしょう。

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