『Painter』 BEGIN

クローンの実践

実際に『Painter』の「クローン機能」が,どれだけ簡単な操作で,どれだけ個性豊かな「絵画」にアレンジできるのか。実践とともに紹介していきます。


クローンの元画像を用意します。メニューの「クイッククローン」を選択すると,もう1枚のキャンバスウインドウが表示され,同時にふたつのウインドウが開いた作業状態となります。


クローン作成用のキャンバスを,クローンブラシで適当に線をひいてみます。すると,何か,絵が出てきます。

クローン作成用キャンバスに,黄色や緑色が見えてきました。しかし,ブラシで使う色は変えていません(クローンブラシは原則的に色を変えることができません)。これは,元画像の色が自動的に読込まれているのです。


だいぶ,輪郭がくっきり見えてきました。

元画像の花の輪郭にそって,すこしブラシの角度や動きもアレンジしていきます。


さらにストロークを重ねていきます。

立派な1枚の絵画になってきました。複雑な絵画を描いているように見えますが,やっていることは,クローンブラシを選択して,キャンバスをなぞっているだけです。


ストロークを重ねれば重ねるほど絵に深みが増してきます。

あとは,どこでストロークを終了しても構いません。今回の作例ではブラシ1本だけで行いましたが,さまざまなクローンブラシ(水彩や鉛筆,クレヨン,チョーク,なんでもクローン用ブラシとして利用できます)を駆使して1枚の絵を仕上げることも可能です。
また,「クローン自動作成」という機能だってあります。そうすればブラシでキャンバスをなぞる必要すらありません。本当に,メニューからの選択ひとつで,いとも簡単に手描き風の絵が完成してしまうのです。

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