Painter 8 BEGINNER'S GUIDE
入力プラグイン
Painterは,Illustratorファイルの入力・出力が可能です。しかし,制限がきびしく,Illustrator5.5までのファイルに限ります。
Illustratorのオブジェクトを,すべてシェイプとして読み込むので,Illustratorでのオブジェクトの数だけPainterのレイヤー数になります。また,Illustrator5.5まではCMYKカラーモードしか対応していませんでしたが,逆に,PainterでのワークスペースはRGBのみです。したがって,色味がかなり変更されてしまうおそれがあります。複雑なまた,パターンやグラデーションには完全に対応しておらず,あくまで,標準的なオブジェクトの読み込みに対応している程度だと考えてください。なお,グラデーションを使ったオブジェクトをPainterで読み込むとブレンドで再現されます。Illustrator8以降のメッシュグラデーションや透明設定を,そのままPainterに移行させたいときは,Illustrator上で,Photoshop形式に書き出して(ラスタライズして,レイヤーは保持された状態)Painterで作業すると良いでしょう。
出力プラグイン
Painterで作成したシェイプを,Illustratorファイルに出力することも可能です。また,選択範囲をもとにIllustratorファイルに出力もできるので,Painterの自然なラインをIllustratorにもちこむことが可能です。
なお,Photoshopでも,選択範囲をもとにパスを作成することが可能ですが,Photoshopの同じ機能よりも,Painterのほうがより丸みをおびていて自然なパスを成形してくれます。