Illustratorで氷塊を描こう

グラデーションメッシュとクロムでロックアイスをつくる

Illustratorで氷塊を描く

Illustratorで氷塊を描く方法を紹介します。

グラデーションメッシュとクロムの効果をかけあわせることで、製氷皿で作ったような氷や、つららを描くことができます。

このテクニックを応用させることで、波打つ水面の断面図を描くことができます。詳しくは「Illustratorで波打つ水面を描こう」を参照してください。

対応アプリケーション: Illustrator

Step.01

はじめに注意点があります。このテクニックは、Illustrator CS3以前のバージョンではRGBカラーモードでおこなう必要があります。

Illustrator CS4以降であれば、RGB、CMYKカラーモードに関係なく、実行することができます。

Illustrator CS3以前のバージョンではRGBカラーモードでおこなう必要があります
Step.02

書類の準備ができたら、さっそく描画に入ります。

はじめに、適当なオブジェクトを作成します。四角形や六角形のような多角形でも、正円や楕円でも構いません。色はグレーを指定します。

ここでは、六角形を利用したものを例に紹介します。

六角形
Step.03

このオブジェクトにメッシュツールを利用してグラデーションメッシュを作成します。

グラデーションメッシュで、適度に色を調節していきます。とくにルールはありませんし、あとで変更もできるので直感的に色を配置していくと良いでしょう。

グラデーションメッシュ
Step.04

このオブジェクトにメッシュツールを利用してグラデーションメッシュを作成します。

グラデーションメッシュで、適度に色を調節していきます。とくにルールはありませんし、あとで変更もできるので直感的に色を配置していくと良いでしょう。

グラデーションメッシュ
Step.05

グラデーションメッシュをかけたオブジェクトに、「効果」メニューの「スケッチ」にある「クロム...」を指定します。

クロム...
Step.06

これで、氷のようなオブジェクトができました。

ただし、これでは色もグレースケールなので、これに色を追加していきます。

氷のようなオブジェクト
Step.07

最初に作ったオブジェクトと同じサイズの同じ図形(ここでは六角形)を作成し、適当な色を設定、透明設定の合成モードを「オーバーレイ」に指定します。

「オーバーレイ」に設定したオブジェクトを、先ほど作成したクロムオブジェクトの上に配置します。

オーバーレイ
Step.08

これで「氷塊」の完成です。

美しい「氷塊」に見えるようにするにはグラデーションメッシュの色の指定が重要です。「クロム」を指定したあとでもグラデーションメッシュの色は変更できるので、納得がいくまで色を指定し直していくと良いでしょう。

氷塊
Step.EXTRA

六角形のほかに、円形、立方体の3種類の作例を用意しました。ご参考ください。

このテクニックを応用させることで、波打つ水面の断面図を描くことができます。詳しくは「Illustratorで波打つ水面を描こう」を参照してください。