ドット絵をパス化する

ラスタ画像をドットを保持した状態でベクタ画像に変換する

ラスタ画像をドットを保持した状態でベクタ画像に変換した作例

PhotoshopやPainterで描いたドット絵をIllustratorでパス（ドットの集合）に変換すると、二次加工の際に面白い効果が得られます。

対応アプリケーション： Illustrator + Photoshp (Painter)

Step.01

はじめにPhotoshop（またはPainterなど）でドット絵を用意します。このとき、この画像の寸法（横幅×高さ）を確認しておきます。

Photoshpoでドット絵を作成し、画像の寸法（横幅x高さ）を確認している。

この作例の場合、16x16ピクセルの画像です。[情報]パネルなどでサイズを確認できます。このファイルをPNG形式など、Illustratorで開ける画像フォーマットに保存します。

Step.02

Photoshopで保存したファイルを、Illustratorで開きます。

Photoshopで保存したファイルを、Illustratorで開いたところ。
Step.03

メニュー[オブジェクト > モザイクオブジェクトを作成...]を選択します。

メニュー[オブジェクト > モザイクオブジェクトを作成...]を選択を選ぶところ。見つからない場合は[ヘルプ]から検索すると見つかります。

このとき、タイル数の幅、高さを画像の寸法（この作例の場合、16 x 16）に合わせて実行します。

[モザイクオブジェクトを作成...]ダイアログで、タイル数を設定。
Step.04

これで、ドット絵がパス化されました。

パスで分離されたことがわかる作例

なお、画像によっては、ドット絵のときの色配置を完全に再現できない場合があります。また、この操作をおこなっても、もともとの配置画像（ラスタ画像）は、背面に配置されたまま保持された状態です。必要に応じて削除しましょう。

Step.05

完成です。線を追加してばらばらに配置するとタイル画のような絵も、ベクターベースで作成できるというメリットがあります。