雪を描く
降り始めた粉雪から吹雪まで

雪は、単純に円形のオブジェクトを配置するだけで表現できるもっともシンプルな絵と言えます。
しかし、シンプルなものほど、自然に雪が降っているように見せるのは難しいものです。
対応アプリケーション: Illustrator
Step.01
はじめに、円形オブジェクトをふたつ、配置します。片方をグレーに塗り、もう片方を白く塗ります。
このふたつのオブジェクトに対して、ブレンド機能を適用します。

Step.02
ブレンドされた円形のオブジェクトを複製します。
[オブジェクト]メニューから[分割・拡張]を行い、これらのオブジェクトのブレンド機能を拡張します。さらに、この拡張されたオブジェクトのグループ化を解除し、完全に独立したオブジェクトの集まりとしておきます。

Step.03
次に、[オブジェクト]メニューから[個別に変形...]を指定します。
[ランダム]にチェックを入れます。さらに、移動[水平方向]、[垂直方向]に対して50mmの値を指定します。拡大・縮小については50%を指定しましょう。

Step.04
白からグレーへのグラデーションで表現されたオブジェクトが個別に変形されます。
大きさ、配置が見事にシャッフルされたオブジェクトのかたまりが完成します。これを「雪」とします。
この「雪」を適当な色のオブジェクトの上に配置すると、それだけでも雪として表現することができます。
しかし、縦長に変形させたり、うねりツールで変形させることで、さらに多彩な「雪」の表現とすることができます。

Step.05
作例です。先ほど作成した雪を、縦長に変形させて、配置してみました。粉雪が降り始めたような表現となります。

もうひとつの作例です。先ほど作成した雪を、うねりツールで変形させて配置しました。吹雪のような表現となります。
